【職場】圧が強いあの人
職場に、1人は必ずと言っても過言ではないほど、圧が強い人っていますよね💦
このブログでは、圧が強い人の心の中と、圧の正体、それから圧が強い人とのおすすめの付き合い方をまとめてみます。
圧は抑圧の圧
なんだか上から目線で、「ノー」と言えない雰囲気を醸し出せてくる、、、
近づくと肩が重くなる感じがして、すごく責められてる感じがする、、、
そんな気持ちになる時、相手のことを「圧が強い」と感じると思います。
この圧とは一体何なのでしょう。
答えは、人が感情を抑圧している圧力です。
嫌なことがあった、悲しいことがあった、本当は抱えきれないくらい辛いことがあった、
けれども泣く余裕もなく、受け止め切ることもできなくて、
ただ心の奥底に仕舞い込む。
こんな経験て誰しも一度はあると思うのですが、この時人は、
大きすぎる感情を心の中で無理やり蓋をして、出てくることを抑え込むということを、
無意識にしています。
こうして感情が爆発しないように抑え込む、つまり抑圧している時、その圧が人に伝わります。
これが圧の正体です。
圧が強い人の心の中
圧というのは、誰であれ、強くなるタイミングが少なからず一度はくると思います。
例えば、好きな人にふられた時、ずっと合格を目指していたことに落ちた時、
予期しない災害にあったとき、最愛の人がなくなった時など。
大きすぎる感情が湧くと、人はその感情を受け止めきれないので、
一旦蓋をして心の中にしまい、少しずつ時間の経過とともに、
その感情の湧いた出来事に向き合うということをします。
そして少しずつ、大きすぎる感情がスーッと心から消えていき、
一つ成長を遂げていきます。
この、一旦蓋をして心の中に仕舞い込んでいる時間は、
感情が抑圧された状態ですので、いわゆる”圧が強い状態”と側から見ると見えると思います。
なので誰であろうと、”圧が強くなるタイミング”は必ずあるものだと思います。
ただここで言う”圧が強い人”とは、常に圧が強い人を指しています。
常に圧が強いとはどういうことなのでしょうか。
一番シンプルなパターンは、↑で書いたように、あまりにも大きすぎる感情を味わう出来事があり、さらに、それを感じ切る余裕ができない時間が続いているというパターンです。
具体的には、災害などを経験し、ご家族をなくされて、心を許せる人に出会えていないケースや、その人自身が、苦しみと向き合う時の”痛み”を怖がって、見て見ぬ振りを続けているケースもあります。
そして複雑なパターンとしては、そもそも、我慢以外の感情との付き合い方を知らないパターンがあります。
幼少期より、”嫌なこと、辛いことがあれば、ただ我慢する”というスタイルを貫き通した結果、感情がモジャモジャに絡まって解けなくなり、感情が抑圧された状態が恒常化したパターンが存在します。
圧が強い人は、あなたを攻撃したいわけではない
もしかすると今これを読んでくださる方の中には、圧が強い人に常に責められている気がして悩んでいる方もいるかもしれません。
しかし実際は、↑を読んでいただいても分かる通り、圧が強い人は、過去に何かしらの強い痛みの伴う感情を感じており、それをいまだに、蓋をして心の中にため込んでいるだけなので、あなたに対する攻撃ではないんです。
ただし。
ただし厄介なことが一つあって、それは、圧の強い人は、自分の抑圧した感情に気づいていないわけなので、圧が強い人自身の意識としては、「なんかモヤモヤする」という感覚なんです。
そのモヤモヤが過去に積み重ねられたものなのに、本人ですらわからなくなってしまっているから、そのモヤモヤを、”今目の前で起きたことに対する感情だと勘違いし、見当違いのところで怒り出す”なんてことをやってくれたりします。
なので、そのモヤモヤをぶつけるターゲットになるともう大変というわけです。
対処
対処のパターンは3つあります。
①あなたにも課題があるパターン
あなたは嫌なことがあったとき「ノー」と言うことはできますか?
もしも言えなければ、言う勇気を養うために、圧が強い人と出会わされた可能性があります。
「ノー」と言うことを、わがままと捉える人もいるかもしれません。
しかし、わがままではありません。
厳密に言えば、わがままになるケースはあります。
相手のお願いを何も聞かず、自分の都合しか考えずに「ノー」ばかり言うことは、誰にも歓迎されないでしょう。
しかし、相手との調和を保ちながら、時に譲れないことや嫌なことがあった時には「ノー」と言う、そうやって、お互いに譲歩しながらの関係性の中で「ノー」を言うことは、関係性を健全に、そして親密に構築するためにもものすごく重要です。
良い人間関係には、自分の幸せに対して自分で責任を持つ姿勢が、一人一人に求められます。
なので、嫌なこと、受け入れられないことに、しっかり「ノー」と意思表示をすることは、人としての信頼も高めます。
さっきまで笑顔で「イエス」と言っていたのに、突然「こんなことしたくなかった」なんて言われたら、もうその人の言うことを信用なんてできませんよね。
なので裏表や二面性を作って人からの信用を失わないためにも、自分の幸せを守るためにも、しっかりと「ノー」と言う勇気を養ってみてください。
圧が強い人は、あなたがその勇気を養うために、あえて悪役になってくれているだけかもしれません。
②あなたに課題はないが、腹割って話せる関係になりたい時
あなたが「ノー」と言える人の場合、圧が強い人に特段無理して踏み込む必要はないと思います。
しかしもしも、仕事のプロジェクトなどが一緒で、心を通わせて会話ができるようになりたいと思ったり、どこか直感で仲良くなりたいと思った時は、相手のモヤモヤを紐解くお手伝いをしながら関係を縮めていくことをお勧めします。
具体的には、圧が強い人は、上記でも書いたように、過去のモヤモヤが受け止められず、さらにそのモヤモヤの正体が自分でもわからなくなっています。
自分でもわからないので、理不尽にあなたに怒り出したり、全く話の内容の辻褄が合わないことを言い出したりすることもあるはずです。
そんな時にひるまずに、「ちょっと待ってください」と、あなたの状態をしっかり説明し、あなたへの誤解を解きながら、「それにしても、何か昔嫌なことでもあったんですか?」とか、「同じような経験で苦い思い出でもあるんですか?」と聞いてみてあげてください。
それで本人がモヤモヤの正体に気付いて、話し出してくれたら、関係はもうグッと近づくと思います。
③あなたに課題もないし、親密になりたいとも思わない
すぐに物理的距離をとってください。
何かしらの理由で距離を取るのが無理な場合には、琴線に触れない表面的な会話にとどめるに越したことはないです。
ただ、悪口や噂話はしないであげてください。
「圧が強い人が変な人」なのではなく、「あなたがあなた自身で、その人と深入りしないことを選んだだけ」ですので、圧が強い人を批判する必要は全くないと思います。
”圧が強い人の心の中”でも書いた通り、圧が強い人も、苦しみのモヤモヤが消えず、実は人しれず悩んでいます。
裏で悪口や噂話などをしてしまうと、圧が強い人は敏感に察知して、余計に悲しみを溜め込みます。
すると余計にその人は圧を強めて苦しくなり、結果的にあなたのもとにさらなる強い圧力が返ってくるだけですので、自分のためにもしない方がいいです。
ポイントは、関係性の密度が何であろうと、それなりの距離でみんなの心が重くならないこと、これを意識して対応を探してみてください。
みんなが幸せでいれる中点、これを掴むのがうまくなると、人間関係はグッと楽になりますよ♪
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